エリックジョンソンSTですが、ネックバインディング仕様なんですよね~・・・。しかもラウンド貼り指板・・・スラブボードではないんです。ツバ出し加工も楽じゃない・・・。
後からバインディングを貼る必要があるので、バインディングの厚さ分だけ幅の狭いローズの板を当てています。物理的に接着面をラウンドにしなければいけないのか、そうではないのか・・・悩みどころでしたが、フラットで貼ってもまあ大丈夫そうでしたので、接着面はフラットです。
最後にフレットをすり合わせて、完了です。22Fになりました~^-^
さて、写真がいっぱいです。シャーラーロックマイスターを取り付けるため、ブリッジ部はリセス加工を施します。大きく加工するとかっこ悪いので絶妙な寸法なのですが、絶妙すぎて恐ろしく難しい・・・加工したところは導電塗料でノイズ対策、木部保護、見栄えもいいので一石三鳥です。ちなみに見えているところ、ストリングロックスクリューの部分はスポンジです。
ロックナットのラディアスはR10inchですが、指板はR7.25inchなので、指板のR変更のためリフレットしています。
指板形状:R10inch の円錐(最終フレットでR12inch)フレットサイズ:Jescar FW50085-NS
リフレット開始です。指板の塗装がかなり剥がれそうな状態でしたので、まずスクレーパーで剥がしていきますが、どのみち削るので、はがれにくいところはそのままにしてあります。
無事完了です。今回は指板修正した後は着色のみです。木部に色が染みこむので一発勝負。やり直しは基本的にできません。いい感じの色になったと思います^-^ペグ交換もしています。
このストラトはFender 50th Anniversary 1996年製 ということはここからすでに29年の月日が流れたのですね・・・96年は私19歳・・・年を取りましたな~^-^
指板形状:1FでR9.5inchの円錐(最終フレットで約R11inch)フレットサイズ:Jescar FW55095-NS ナット:牛骨(漂白)
ヘッドの先端付近の塗装がぐちゃぐちゃになっていますね・・・デカールがあるので剥がして塗り直すのが不可能なのでこの状態からなるべく平滑になるように研磨して上から仕上げていくしかなさそうです。
とりあえず、リフレットから行きましょう。このネックはいいネックではあると思いますが、トラスロッドの効き幅が狭いので、ちょっと悩ましいですね。トラスロッドは120度の回転幅がありますが、色々考慮した結果、30度回した状態で指板を修正しました。今のところはいい感じです^-^
フレットは接着剤で固められていましたが、溝の中にはそこまで入っていなかったのが不幸中の幸いですね・・・。
フレットを打ってすり合わせをしたところまで進んでいます。