やっと始まりましたが、これは苦戦しそう・・・。

現在、フレットの溝の幅を広げています。そうしないと恐らく逆反りになるので、このネックの場合には最も重要な作業といえます。トラスロッドの効き幅が狭いのでシビアな作業になりますね。

　フレットを打ち終えましたので、きれいに仕上げていきます＾－＾

　カルナバワックス乾燥中。

　まずネック。ほぼ剥がしは終わり。

　ナットが強固に接着されていまして、取るのに2時間以上かかりましたね・・・。接着剤の除去も大変だ。スクエアロッドなので、アジャスタブルトラスロッドのように後からネック調整はできないので、指板修正が重要な作業になります。

　完了です。指板面の色味もいい具合です＾－＾

　フレットの溝の幅が狭かったですが、後は概ねスムーズに作業完了しました。ステンレスフレットなのでフレットの整形と磨きは時間がかかりましたね。トラスロッドは両効きですが、効き幅は狭いのでフレットを打つことで逆反りになりすぎると調整幅の限界を超えてしまいますし、かといって順反りにしすぎても困るので、ジャンボフレットを打つときは塩梅が難しいですね。現在は締める方向に軽く効いております。

指板形状：１FでR9.5inchの円錐（最終フレット約R10inch）フレットサイズ：Jescar FW57110-SS (Stainless Steel）ナット：牛骨ワックス

　無事完了です。リフレットなどになっていますが、ブリッジ剥がれを接着しております。よく鳴るギターですね。弾きやすいしまだまだ使えそうです。

　アジャスタブルトラスロッドではないので、この作業は経験と勘がモノを言います。元々のネックは順反りで少しねじれがあり、指板のRは両端が落ちているような感じになっていたので、修正は少し時間がかかりました。フレットはタングに細工をして打たないと、まともに打つのは難しかったですね。サドルもナットに合わせて交換しました。元のサドルも使えなくもなかったのですが、若干削る必要があったので、作った方がいいかなぁ～っという感じなので交換しました。

指板形状：１FでR14inchの円錐（18F付近で約R17inch）フレットサイズ：Jescar FW50085-NS ナット：牛骨ワックス　サドル：牛骨漂白

　現在フレットを打っております。ボディのザグリが大胆ですよね・・・。