久しぶりにこのギターへ戻ってきました。もう覚えていないかもしれませんが、ピックアップ交換していたオールローズもどきのテレキャスです。

　指板修正が終わって、フレットを打っています。もう少しで完成ですので～。

　完了いたしました。特に問題なくスムーズに完了しましたね。いままで指板の部分は塗装で覆われていたのですが、指板修正後に塗装はしていません。もちろんいつも通り、オイルと蜜蝋での保護はしております。というかこっちの方が断然いい感じ＾－＾

　ピックアップもリンディPUに交換して、芯のある太い音になっていてかなりいい状態になっていると思います！

指板形状：１FでR7.25inchの円錐（最終フレットで約9inch）フレットサイズ：Jescar FW55095-NS　ナット：牛骨漂白　Pickups：Lindy Fralin Broad Caster set 

　120周年アニバーサリーのインレイがありますが、残念ながら指板修正で消えてしまう可能性が高いです。近年ものはポジションマークを取るのは困難かな～・・・無茶すれば取れますが、オーナー様もここにこだわってはいないようですので、指板をえぐったり、あ～だこ～だとやって指板を痛めてしまうぐらいならこのまま削ってしまった方がギターにとっては良いでしょう＾－＾

　ナット、フレット、各パーツ類を取り外しナットの溝の接着剤を取り除いたところまで進んでいます。フレットの溝がやたらと広い・・・やはりギブソンは少し苦戦しそうですね。

　やっぱり、アニバーサリーのポジションマークは一旦外すことにしました。というのも他のところのポジションマークも3か所はがれて浮いているところがあったので、この部分も接着するために一旦外す必要があったので、だったらアニバーサリーも一旦外して指板修正したほうがいいか！という経緯です。

　ちょっとその分時間がかかりましたが、指板修正まで完了です。いつもは先にフレットの溝を深く切っておくのですが、今回はこれから溝を深く切っていきます。フレットの溝幅がかなり広いので、広めのノコで深く切るか、それともフレットのタングに合わせて狭く切るか、ちょっと考えたかったので・・・

　思っていたよりスムーズに完了しました。フレットの溝は広めの溝に合わせて切って、フレットのタングを細工したら、とてもいい感じに打つことができました。

　トラスロッドは順反り、逆反り、どちらにも余裕のある状態になっています。120thAniversarryのポジションマークもそのまま残すことができ、最高の仕上がりになったと思います＾－＾

指板形状：１FでR10inchの円錐（最終フレットで約R12inch）フレットサイズ：Jescar FW55095-NS　ナット：牛骨ワックス

　始まりましたー！このベースはネックの反りが見受けられるので、指板修正が重要になってきそうですね。年内に間に合うかどうかという感じです！頑張ります！

　無事に年内中に完了です。24フレットあるとフレットの仕上げが果てしない感じがしますね・・・。私は特にフレットの本数によって価格は変わりませんが、工房さんによっては本数で工賃が変わってくるところも確かあったような気がします。気持ちはよくわかりますね。

　フレットが1本増えると、指板を修正する長さが変わってきますので、長くなればなるほど指板を真っすぐにするのが難しくなります。また、フレット1本を仕上げるのに、特に両端を丸くする作業は一回削れば丸くなるわけではなく、何工程かの手順を踏みます。僕の場合は4回に分けて丸くするので1本増えれば8回分、2本増えれば16回分、4本増えれば32回分の工程が増えます。ということは、24フレット分だと・・・電卓を弾かなくては・・・

指板形状：１FでR12inchの円錐（最終フレットで約R17inch）フレットサイズ：Jescar FW57110-NS　ナット：牛骨ワックス

今年もまた、年末がやってまいりました。年末ってやっぱきますね。早い！早すぎます！まだまだ終わっていないのが山ほどあるのに・・・間に合わなかった方、申し訳ございません・・・。来年頑張ります。

皆様は今年を振り返りどうでしたか？

振り返ってる余裕なんかないよ！なんてぐらい忙しい方や、逆に暇すぎて、振り返ったところでいつもと変わらないよという方もおられるでしょうが、どんな状況の人でも同じ日の同じ時間を過ごすことになります・・・。

自分にとって最高の1年を迎えられるように、来年も良い年で平和な世の中であることを切に願います＾－＾

今年もご覧いただきありがとうございました！

良いお年を！