ヘッドの塗装を痛めてしまいそうなので、ナットは半分に切って取り外しました。現在、トップ板の剥がれを接着中。
実は以前にもネック折れで持ち込まれたものになります。前回は保管していたら自然に折れてしまっていたのですが、今回は自分で倒してしまったそうです・・・。これから始まります。
始まりました~。
終わりました~^-^
半年待ってもらって、3日で終わる・・・。ん~急がねば・・・。今回は逆反りにならないように気を使いましたが、あとはおおむねスムーズに作業完了です。ローポジションよりハイポジションのほうが指板のRがきつくなっているような感じでしたので、それを修正して、若干ですが円錐状にしてあります。
指板形状:1FでR7.25inchの円錐(最終フレットで約R8inch)フレットサイズ:Jescar FW55095-NS ナット:牛骨ワックス
割れ止め接着中。
通常より、補強を1mmほど厚くしております。ちょっとボリュート気味になりますが強度を上げるためには致し方ないでしょう。
始まりです。
地道にボディ割れを直していきます。
塗装中。
フレットの溝掃除が終わって、指板修正。
サイド板の割れ。割れ部分同士の接着は少し困難なようでしたので、パッチを貼って割れたところの上と下をつないでいきます。最初の写真は、左からパッチを貼って、奥に突板を貼ってあります。2枚目はパッチを接着しているところの内部。3枚目の写真は接着中の外部です。パッチとパッチの間ぐらいに突板を貼っていくか迷いましたが、内部とはいえちょっと見た目が汚くなりそうなので、まずはこんな感じにしておこうかな。
完了です。フレット打ちはなかなか難しかったですね。溝の入り口では感触的にきつそうなのですが、入れると緩くなるという感じです。たぶん溝の中に前のフレットの跡が残っているのと、ずいぶん長らく放置していたであろうというギターなので、木部自体がからからに乾いていて、全く粘りがない状態になっていることで、スタッドが引っかからないで、木部が壊れてしまうんでしょうね・・・。要は脆くなっているのでしょう。フレットの足にいつもの細工を施して、何とかなっております。
指板形状:1FでR14inchの円錐(最終フレット約R16inch)フレットサイズ:Jescar FW50085-NS ナット:牛骨漂白 サドル:牛骨漂白
着色。
指板修正が終わって、フレット打ってます。